100じゃなきゃみんな0

 もうこれ以上よくわからない労働をしたくない、もう無理無理無理無理。でもきっと明日が来たらごねる体を起こしてバイトに向かう。仕事なんて呼びたくない、バイトはバイト。お金がうまく回らない。するするするするどこかに流れてしまう、いや、嘘、きちんと使ってはいる、でも足りない。17、18くらいまでずっと虚ろで虚ろでとにかく何もかもが足りなかった。愛情、家庭、食卓、ありがとうごめんなさい。友達、公園、秘密。みんなが持っているものが私の家にはなかった、何がないのかは分からなかった。たまに始業式とか授業参観で早終わりの日に友達の家に遊びに行くとそこにはきちんと家庭があった。足りない足りない足りない。欲しい欲しい、まず、家、家がない。結婚して子供ができて、それなりの稼ぎがあって、母にも父にもそれなりの稼ぎをもつ両親がいて援助があって、確固たるものを築けなかった彼らは何をしていたのだろう。人を妊娠している時にもタバコ吸いやがって。きちんと食え。過去を燃やせたらいいのに、火をつけてごうごうと燃やして、煙になって記憶が灰になってやがて地面に消えるのを見ないと、気持ちが収まらない。私の気持ちをどうしてくれる。一体なんだっていうんだ。チョウチョがふらふら宙に彷徨って、助けてくれと弱々しく訴えている。何かを手にしても満たされない、この穴は一生埋まらないのだろうか。それならばどうやって生きていけばいい?何にでもなれると分かっていて、でも何になりたいか分からないなら、どうしたらいい?そんな道の迷い方があるなんて知らなかった。ちくしょうが。