とりあえず書く。自分の居場所がわからない。自分に対して正直でありたいと思っているけれどそうするとどうにもやっていけない気がする。本当はこんなことはしたくない本当はこうしたい、ああ。一体どうしたらいいんだろう。一体何なら頑張れるのだろう。適切な過程が分からない。多分一からこつこつ積み上げてそれを一つの形にして、っていう能力が最悪にできない。物を作る能力がない。いつも頭でふわふわ考えていて、それじゃあ駄目なんだ。

 

 

 雨の日はいつもあの人は少し遅れてきて、だから一緒のバスに乗れる。あなたはいつも座席に座らないで立っている。身長はそんなに高くないけれど骨格はしっかりして、それなりに筋肉もついている。でもまだまだ若いから、筋張った感じが目立つ。少し猫背だけれど陰気な感じはしなくて、むしろそれは人懐こさと温かみを感じる。私はそれをちらちら盗み見る。でも今日は私が座った席の横に立った。黒いソニーのイヤホン。あなたがポケットにipodをしまう瞬間、アルバムのジャケットが見えた。gorillazの新しいアルバム。きつそうな性格の女の子。赤いハートの縁取りのサングラス。間違いない。聴いているのは…Andoromeda?ああ、それ、私も好き。胸がぎゅっとして、この人ともっと話してみたい、と思う。どうしたらいいんだろう。この世に言葉がいくつあろうと、始まりがなければどんな言葉も動き出してはくれないのだ。