三月いっぱいでバイトを辞めると社員に言った。言った瞬間一瞬目を見開いていたけれど、2秒ぐらい沈黙したあと「分かった。」と言われた。理由は聞こうとしてこなくて、さすが分別をわきまえているなあと思った。あまりにスっと話が流れていきそうだからむしろこっちから説明してしまった。あまり深く突っ込んでは説明したくないから理由の概要だけふんわり話した。宇多田ヒカルのある歌の歌詞に、「言葉に全部は託せなくても 声に出せば少しは必ず伝わるはず」っていうのがあって、ほんとにまさにそれで、形だけでも言葉にしないと好き勝手に判断されてしまうからなあ。こわこわ。なんでも言った方がいいんだな、伝えることを億してはいけないな、言わなきゃわかってもらえる可能性をつぶしてしまうもんな。

 そしたら一緒に働いていた24歳の女の子も、大学を退学して学費を稼いでいるところだっていうことが判明した。今年の夏から復学届を出して大学に戻ろうと思っているらしい。私の働いている本屋にはもう一人私と同じ大学で休学中の23だか24歳の女の子がいる。その子はレンタルビデオ店の夜勤と掛け持ちして働いている。まさかコスモから出てまでこんなコスモ的な人達、しかも女の子、に会うとは思っていなかった。類が友を呼んでいる。いや正確には友じゃないから何かこう類が類を呼んだにすぎないけれど。一年近く一緒に働いていて何にも知らなかった。傷つきたくなくて常に周りを警戒して生きているところがあるから、たぶんそのせいでつながる縁も繋げず生きている。もともとなんでそういうのがあるのかっていうとたぶんなんか理由は分かっていて、これはまた今度書く。今日は風呂がくめたので風呂に入って寝る。